福島県内バス無料デーは、2025年2月27日(木)と3月8日(土)に実施され、多くの皆さまが外出を楽しまれました。特に、福島駅ビル内は多くの方々で賑わい、久しぶりに活気あふれる光景を目にすることができました。
通常は静かな車内も、この日は会話の声が飛び交い、立ち乗りされる方々の姿も見受けられました。中には、この機会を活用して土湯温泉を訪れたり、バスの時刻を調整して飯野のUFOを見学されるなど、特別なバス旅を楽しまれる方もいらっしゃいました。
なお、バスのご利用はどなたでも何度でも無料でご乗車出来る企画でした。
この福島県内バス無料デーの目的は、人口減少等による利用者の減少、燃料価格・物価高騰により厳しい経営状況が続くバスの利用を促進、福島駅前は、外出を控えていたまちなか等へ促すためです。
運賃無料で運行された県内の路線バスはこちらです。
・福島交通株式会社
・ジェイアールバス東北株式会社
・会津乗合自動車株式会社
・ジェイアールバス関東株式会社
・新常磐交通株式会社
・東北アクセス株式会社
(ただし、高速バス、観光バス、コミュニティバスは除きます)
福島駅東口から川俣高校前行に乗車し、かわまたおりもの展示館でひな人形・川俣シルクなどの展示を見に行くことにしました。
乗車して約40分後、絹の里シルクピア前で下車。
かわまたおりもの展示館へ、つるし雛とともに古いひな人形なども飾られています。
かわまたおりもの展示館入ると多くのつるしびなが目に飛び込んできます。
このように作られたつるし雛もありました。
かわまたおりもの展示館は「シルクピア」では一番最初に作られ、1階の機織り伝承室では、古代からの織物の変遷を展示。
2階の常設展示室では、養蚕から機織り・絹織物のすべてわかる写真や資料を豊富に展示しています。
ひな人形は、寛永びな・元禄びな・享保びな・有職びな・古今びななど並んでいます。
寛永(かんえい)びな
1650年代(慶安)あたりまでのひな人形を一般的に寛永びなと称しています。この人形あたりから現在の一対の内裏びなが確率された。
元禄(げんろく)びな
江戸中期の元禄時代、寛永びなの流れをくんで典雅な京びなの面影を色濃く宿している。源氏物語をモチーフとして、人形制作にも次第に技巧が加えられている。
享保(きょうほう)びな
江戸時代中期、享保年間に流行したといわれる内裏びなであるがこの名前は明治以降につけられたもの。このころはまだ段飾りになる前で、台に毛氈を敷き、ひな人形の前にお供えのご馳走などを並べていたため、人形も大型に作られている。
享保びなは豪華で重々しい様子と能面のような神秘的な表情が堂々した気品に満ちている。
有職(ゆうそく)びな
宝暦ごろ作られた雛で、公卿の装束を有職故実に基づいて正しく雛に仕立てたもの。公卿が特別に注文して作られたのが始まりで古今びなの原型になった。
古今(こきん)びな
江戸時代中期の代表的なひな人形であり、この形式は現在まで引き継がれている。衣装に金糸や色糸で刺繍したりして豪華に作られているのが古今びなの特徴です。
出展:かわまたおりもの展示館 ひな人形豆知識より
機織、染色に関する研修や体験学習ができる「からりこ館」内に川俣シャモ料理を楽しむことができるレストラン「Shamoll(シャモール)」があります。
Shamoll(シャモール)で親子丼をいただいてきました。
年間の様々なイベントにぜひ川俣へお出かけください。
コメント